調湿材で床下を守る。調湿材には、国産備長炭、外国産備長炭などいろんな調湿材があります。
家屋に最も悪影響を及ぼす「腐朽菌」と「白蟻」について記載致します。
≪柱劣化の年数、及び原因グラフ≫
上の表は、住宅に劣化が生じ始める年数と原因をグラフにしたものです。
本来、柱が腐蝕しはじめる含水率は25〜30%とされ、その水分の種類は、結合水と
自由水に分かれます。
結合水とは、木材の細胞壁に吸着された水分を表し、自由水とは、木材内
部の内腔に存在する水分とされています。
一般に建物の柱の気乾状態における含水率は15%程度とされて
いて、この状態であれば腐朽菌については、まづ大丈夫であるとされます。
※気乾状態-----最大限乾燥が進んだ状態(注!あくまでも大気中で温度、湿度が平衡状態を保った場合)
白蟻とは、木材の害としては最もよく知られている害虫で、昆虫網としての分類とされます。
生体を維持するのは、やはり温度と湿度とされますが、イエシロアリは乾燥材に
も発生するので注意が必
要とされています。
世界中で知られるのは、2400〜2500種類とされていて、日本でよく知られているのが、ヤマトシロアリ、 イエシロアリ、ダイコクシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、の四種であります。
その中でも、ヤマトシロアリ、イエシロアリは最も警戒される白蟻とされています。しかしなが ら、白蟻の 場合は、発生する温度、湿度、等が決定されていないため侵食に関しては、厄介な害虫といえるでしょう。
次に、白蟻についての概要を記載します。